2025年4月30日(水)放送
住友林業(株)の瀬戸口に出演していただきました。
『新たな補助金制度 子育てグリーン住宅支援事業』についてお話しいただきました。

- 子育てグリーン住宅支援事業について
2024年度に実施された「子育てエコホーム支援事業」に引き続き、2025年度は新たな補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」が始まりました。
「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」を建てたり、既にある住宅については省エネ改修を行うと補助金が出る制度です。
事業名に「子育て」とありますが、場合によっては全ての世帯が利用できます。
更に「子育て世帯」と「若者世帯」については、補助の対象となる住宅が拡充されました。
- 対象となる為の3つの要件
新築の注文住宅や新築分譲住宅の購入に際して補助金をもらう為には…
1つ目は、居住部分の床面積が50㎡以上240㎡以下であること
2つ目は、建設地が市街化調整区域に該当しないこと
3つ目は、建設地が土砂災害特別警戒区域・災害危険区域に該当しないこと
以上3つの要件をクリアしている上で、ZEH以上の高い断熱性や省エネ性が審査されます。
また、申請者の年齢やお子様の有無によって、補助対象となる住宅の省エネグレードが異なりますのでご注意ください。
- GX志向型住宅の場合の補助金制度について
「GX志向型住宅」では条件を満たす、すべての世帯が対象となるため、より多くの世帯が支援を受けられるようになっています。
新築住宅の場合、すべての世帯が最大160万円の補助金を受けることができます。
ただ、ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅で上記の3つの要件を満たすことが必須となっているため、香川県住宅メーカー協議会 加盟7社へご相談・ご確認の上、ご計画ください。※GX志向型住宅とは「カーボンニュートラル社会」を実現するために設計された住宅からのCO2排出量を大幅に削減する省エネ性能が高い住宅のことです。
高い省エネ性能に加え、再生可能エネルギーを利用することで環境への負荷を減らし、持続可能な社会=GX(グリーン・トランスフォーメーション)の実現を目指すものです。
ZEHとGX志向型住宅の大きな違いは、省エネ性能と再生可能エネルギーの活用範囲です。
ZEHは住宅のエネルギー収支をゼロにすることを目指すもので、GX志向型住宅はさらに高い目標を掲げています。
- 「子育て世帯」と「若者世帯」のみ対象の補助制度
子育て世帯等とは「18歳未満の子を有する世帯」で、若者夫婦世帯とは「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」となります。
長期優良住宅の基準を満たした場合、建替の場合が100万円、それ以外の場合が80万円。
ZEH水準を満たした場合、建替の場合が60万円、それ以外の場合が40万円となっています。
- 子育てグリーン住宅支援事業の対象期間と申請方法について
子育てグリーン住宅支援事業は2025年12月31日までが対象工事期間です。
ただ、子育てグリーン住宅支援事業には予算があるため、申請金額が予算に達した時点で申請受付は終了となります。
https://kosodate-green.mlit.go.jp/申請方法は、施工会社からの代理申請が原則です。
ただし、事務局に事前登録された会社でないと申請できないので注意してください。
また、高い省エネ性能を実現できる住宅メーカーの選択が重要です。
是非、香川県住宅メーカー協議会 加盟7社へご相談ください。
- おかぴ今日の「住まいるポイント」
『おうちの省エネ化は補助金でお得に計画』