2025年4月16日(水)放送
大和ハウス工業(株)の鈴木さんにご出演いただきました。
『マイホームの借り上げ制度』についてお話しいただきました。

- マイホームの借り上げ制度とは
国土交通省が支援する一般社団法人移住・住み替え支援機構(JTI)が運営する制度。
マイホームをJTIを経由して、第三者に貸すことができ、JTIから安定した賃料が支払われる制度です。将来転勤があり、ずっと住み続けられるか分からない方や、将来的には実家に戻る予定の方など、家を建てることを悩んでいる方のために、将来家を貸し出す制度のことです。
転勤で一時的に引っ越すことになったとしても、住宅ローンの返済は続きます。
不在の間、人に貸そうと思っても「やり方が大変そう」「本当に家賃がしっかり入ってくるの?」など、心配ごとも多いと思います。
- 借り上げ制度のオススメポイント
良いところは、空き家になっても毎月の賃料を受け取れることです。
1人目の入居者が決定した以降は、空き家になっても住宅が賃貸可能な規定の賃料が支払われます。
貸している住まいに住みたくなったら戻ることも可能です。
定期借家契約を利用しているため、賃貸に出すのは事前に設定した期間のみ。
契約満了の約6ヶ月前までに、JTIへ通知すればご自宅に戻れます。JTI事業は、協賛企業などからの基金や転貸賃料と支払賃料の差額から生まれる収益により、独立採算で運営しています。
万が一の場合に備え、国の予算において高齢者住宅財団に債務保証金が設定されており、JTIは基金の登録事業者ですので安心です。
- 3つの例をご紹介
・1つ目は「家を購入後に海外転勤が決まったAさん」
都内にマイホームを購入した直後に、長期で海外転勤が決まってしまったAさんですが、借り上げ制度を使い賃貸に出し、家に住んでいない間も賢くマイホームをキープされました。・2つ目は「定年退職後、田舎へ住み替えたBさん」
子どもが独立し、大きすぎる自宅を持てあましていたBさんは、以前から憧れだった海の見える家を新たに購入。
ローンの支払いは、もともと住んでいた家を賃貸に出した家賃でまかない、金銭的な負担はゼロでした。・3つ目は「ローンの支払いが難しくなってしまったCさん」
奥さんが退職し、住宅ローンの支払いが難しくなってしまったCさんは、一度実家で暮らすことに。
借り上げ制度を使い賃貸に出すことで、家賃でローンの支払いを続けています。これらは一例ですが、マイホームを購入しても、一生住み続けないといけないわけでありません。
このような借り上げ制度もありますので、マイホームの取得に悩まれている方は、JTIという選択肢も考えていただけたらと思います。
詳しくは、香川県住宅メーカー協議会 加盟7社にお問い合わせ下さい。
- おかぴ今日の「住まいるポイント」
『マイホーム建築後の選択肢もいろいろ』